恐怖の頭脳改革

大罪を犯して人間としての苦役を背負ったパグ犬が必死に頭を使って考え事をする場所。

サウナ来訪記その4 蛇骨湯

浅草「蛇骨湯

2019年5月31日、今日で閉店とのことなので来訪。
かなりの老舗で、その筋では有名な銭湯だったそう。
22時ごろに行ったが、確かにかなりの人が最後の入湯を楽しみに詰めかけていた。

ザ・町場の銭湯という感じだが、リニューアルからさほど経ってないようで
施設自体はかなりキレイ。入ってすぐ券売機とシューズロッカーがあり、
靴を預けたら利用券を買って番頭さんに出すシステム。
案の定サウナは別料金。

男女浴室のほかにこじんまりとした休憩スペースがあり、
オロナミンCなどを売ってる冷蔵庫、テレビ、それから金魚の水槽があった。

入館まで

大人サウナ込みで600円とかだったかな。
ちゃんとした額を失念してしまったが、かなりリーズナブル。
ミニタオルは30円だった。
時間制限はなし。基本的にタオル類はオプションなので、
有料で借りるか自前のものを持ち込む必要あり。

フロントから左に進むと男子浴室。
ロッカーは鍵が刺さったままのものを適当に選んで使うタイプ。
ロッカーはざっと見た感じ30基ぐらいだったかな。
3分20円のドライヤー2基、テレビ、休憩ソファ2つと、
ドクターペッパーを売っている自販機があった。

シャンプー、リンスを持ち帰る人が多いらしく、
「詰め替えを目撃した場合はそれなりの代価を頂くこともある」との注意書きが。
奥ゆかしい表現、さすが下町。

なかみ

風呂は3か所、洗い場は3列。
向かって左奥にメインの風呂があり、L字型の浴槽のなかにジェットバス2基と電気風呂がある。
湯は黒褐色で少し匂いがある。温度は高めで、45度ぐらいはあったと思う。
浴槽自体もかなり深く、数分で芯まで暖まる。
電気風呂は割と強烈で、黙って座っていると関節が勝手に曲がるぐらいの電流が来る。

余談だが、過去イチ最強だった電気風呂は大阪・梅田のニュージャパンうめだ2Fの電気風呂。
あれは拷問に使える。

洗い場脇のドアをくぐると、露天風呂と水風呂、休憩用の椅子が6脚ほど。
どちらも湯の質は室内風呂と同じ黒褐色。水風呂は17,8度だったかな。
閉店日だったこの日は、冷却設備の故障で水風呂の温度は少し高めだったとのこと。
そんなに気にはならなかった。

サウナは洗い場から戻って、更衣室への扉のすぐ脇にある。
中はひな壇2段。入ってすぐ左にストーブがあり、その上にテレビ。
雰囲気的には清水湯に近かったと思う。

サウナ10分→水風呂2分→浴室内の椅子で3分休憩というサイクルでやっていった。
土地柄か、モンモンの入った男性もいた。このおおらかさも支持を得てた理由かな。

感想

★★★★☆
閉店日というバイアスもあるにはあるが、サウナ自体は狭く簡素な割に適度な湿度があり
かなり整う。水風呂との温度のバランスも良く、近隣住民が足しげく通うのもよくわかる。
個人的に感心したのが、サウナ内の腰掛も壁も全く過熱していないこと。
低温火傷してしまいそうな温度の施設もあるなか、こういう地味な部分が長らく支持を得てきた理由なのだろうとしみじみ。

浅草という立地らしい、古き良き素晴らしいサウナでした。
なくなっちゃうなら行ってこようかな、ぐらいの野次馬気分で行きましたが、
これがなくなってしまうのは確かに惜しい。
長い間ご苦労様でした。

以上です。
実はこのあと錦糸町楽天地にハシゴサウナしたのですが、それはまた今度。